W杯サッカー日本代表お疲れさまでした
W杯サッカー日本代表お疲れさまでした
今回のワールドカップ、日本代表は例年に増して本当にしびれる試合を見せてくれたと思います。結果8強の夢こそ実現できませんでしたが、これほどグループリーグの1戦1戦が話題になり、ボール回しが物議をかもし、決勝トーナメントのベルギー戦では良い意味でドラマのような試合展開を見せてくれた日本代表に心からの敬意と賞賛を送りたいと思います。
ベルギー戦は3時からリアルタイムで見ておりました。2点を先制した時はどれほど歓喜に震えたことか。しかしそこから何と3失点。2点を許したベルギーの本気は凄まじいものがありました。この両者の「底力の差」が大きかった様な気がします。
今回の様に、もう少し運がよければ絶対に勝てたであろう試合で逆転負けした場合、通常は怒涛のブーイング・ネット攻撃の的になるのにも関わらず（実際にネット攻撃はありますがw）、今回は感動した！という結果につながっています。
それは両者の実力差がまだまだ大きく、結果的にまだまだ力不足だったという事を示唆した上で、その強豪ベルギー相手に2点を取ったという成長を見せたことが起因していると思います。
チームの実力と試合から受ける感動は必ずも比例しないと思います。今回の様に差があったにも関わらずこれだけの感動の渦を巻き起こしているのは、日本代表がそれだけ真剣に・かつ狡猾に戦ってくれたからだと思います。実際に日本チームは個々の力・チーム力・戦術も含めて、世界的に評価されたと思います。
さて、本田選手や長谷部選手・酒井選手が日本代表を引退するという話が続々と報じられている様です。他の選手の去就も後々明らかになる事と思います。もうこのチームでのサッカーは二度と見る事ができません。
代表選手がインタビューで口にしていた「このチームでもう一度戦いたかった」という言葉が私の耳にも刺さります。せめてもう一試合、今回の日本代表のサッカーを見たかった、そう思うと非常に残念ですし淋しいです。
成し遂げられなかった8強へ進むため、そしてそのさらに先を目指すため、今後の課題は山積していると思います。先述の「差」がある以上、感動してばかり・余韻に浸ってばかりではいられません。次を目指すためにはやはり世代交代は必須の条件です。
今回の代表チームが解散していくのは正直悲しいし切ないですが、チームを再構成して次の若手に託していくからこそ、次のカタールW杯が終わった時私たちは今回を凌ぐさらに大きな感動・歓喜と、張り裂ける様な切なさに涙する、そんな未来につながっていくのではないでしょうか。スポーツって本当に素晴らしいものですね。
サッカー日本代表、お疲れさまでした。その気迫と走り、もぎとったゴールと最後の涙をたたえたいと思います。本当にありがとう。
