レンタルサーバー選びのポイント
■サーバーの利用料金は予定内に収まるか?
サーバーを利用するためには、初期の申込費用(サーバー準備・設定のための費用)と月々のレンタル料とが必要です。ホスティングサーバー業者によってその料金やプランはまちまちです。
選ぶときの一つのコツとして、月々の支払いとは別に年間先払いのプランを用意しているホスティング先がございます。月々の支払いをおこなうより、向こう1年間分まとめて支払いをした方がお得になるように設定されていますのでおススメです。ただし、1年間分を先に支払いしてしまう訳ですので、途中で解約したいとなっても料金は返金されませんのでご注意下さい。
プランによって、そのサーバーの特徴・仕様が変わって参ります。ご自分のご予算と合わせて適切な料金プランをお選び頂きたいと思います。
■サーバーのディスク容量は十分か?
サーバーの料金プランを比較する際に一番重要なのが、「ディスク容量」です。ディスク容量とは、そのサーバーの中でどれ位のエリアを使うことが出来るのかを示す値です。ホームページにしてもメールにしてもサーバーの中に存在するものは容量を取っていますので、ほとんどのサーバーでこのディスク容量に一定の制限が付いています。
例えばWEBサーバー容量が1GBまで、メールサーバー容量が1GBまで、合計2GBという具合です。
WEBサーバーとメールサーバーとでそれぞれディスク容量を別々に設定されている場合と、まとめて一つのディスク容量という場合がございます。前者の場合、ホームページのページ数や画像はほとんど使っていなくてもメールがどんどん溜まってしまいそうならば、それを想定して十分な容量が必要だとお考え下さい。
ちなみにこのディスク容量を超えてしまうと、メールが受信出来ない、新しい写真画像やページを追加できない、などの障害が発生します。与えられるディスク容量は多ければ多いほど良いと考えてもらって構いませんので、チェックしてみて下さい。
■オプションサービスの内容は十分か?
ホスティングサーバーは、ホームページのファイルを載せる意外にも様々なプログラムを動かすことが出来ます。一般にCGI・PHP等と呼ばれこのプログラムが動くサーバーであれば、お問い合わせ入力フォームや掲示板・検索などの各機能が動かせるようになります。
こういった機能を利用する事が予定されているのなら、最初からいろんなオプション機能を使えるようにしてあるホスティング会社を選ぶ事が大切です。
その中でも、今主流になっている「ブログ機能」が最初から使えるようになっているサーバーなどはポイントです。「社長ブログ」「STAFFブログ」と題して、ご自分でブログを書けるようにされている会社が非常に多くなりました。無料のブログサービスではなく、そのWEBサイトの中でのオリジナルブログにしてある事は、その会社のWEBサイトを通しての品質アップ・イメージアップにつながります。
特に、Movable Typeと呼ばれるブログシステムが最初から組み込んであるサーバーは非常に使い勝手もよく、カスタマイズがしやすいなどのメリットがあるので、非常に好まれている傾向にあると思います。もちろん最初からではなく、後からオプションで追加できるという所もあるでしょう。
全てをホームページ制作会社に任せている場合でも、当然ながらイチから開発してもらうより、こういったオプションサービスが用意されているサーバーであればそれを使ってもらう事で作業効率が上がり、制作料金・更新料金も軽減されるはずでございますので、是非確認してみて下さい。
■アクセス解析は簡易版でもついているか?
アクセス解析は非常に重要なサイト診断ツールですが、最近のホスティングサーバーは簡易版ではありますが最初からこのアクセス解析を搭載している所が多くなりました。このアクセス分析は今後のサイトの更新などに必要ですので、アクセス解析ツールを提供しているサーバーを選びましょう。
ただし、ほとんどの場合が簡易版のアクセス解析ですので、本格的な診断をしたい場合や、個人的にこのようなデータを観たいなどという場合は、やはり本格的なアクセス解析を別に設置する(あるいは設置してもらう)事が必要です。
細かいことを述べさせて頂くならば、例えばその簡易版アクセス解析のオプション機能で、
同じ日に同じユーザーからの複数訪問はカウントしない機能
(これがないと、同じ日に何度も観てしまう訪問者を1人とカウントできないので正確な数値になりません)
があるかどうかとか、或いは別の機能で
アクセスカウンターの画像にいろんな種類があるなどはチェックしておきましょう。
SSL設定済みサイトの引越しについて
