メール配信とは、メールソフトからメールを送信するのと違い、サーバー等のシステムを利用して一度にたくさんのお客様のメールアドレス宛にメールを配信するサービスです。
複数の宛先へ送る場合、送信先のメールアドレスを複数入力する形になりますが、何百・何千人のユーザーにメールを配信する場合、メールソフトでは追いつきません。
メール配信サービスは、登録されているユーザーのメールアドレスに一度にメールを配信する事ができる大変便利なツールです。
メール配信システムは「見込み客へのアプローチ」と「既存客へのフォロー」が同時にできるとても便利な営業手段です。
もちろん相手に拒否されればそれ以降は望めませんが、定期的に配信する事によりジワジワと効果が表れてきます。「しつこ過ぎずに、かつ忘れられないように」が基本です。
一般的なメール配信の手順を紹介します。まずは事前に、スマホにメールが届くように「ドメイン指定受信許可」をしてもらう様に促しておきましょう。そうしないとメールが届きません。
一斉メール配信サービスはサービス提供業者(ASP)からシステムをレンタルするのが一般的ですが、独自システムを構築する事もできます。
以下はメール配信システムサービスを契約して、QRコード等で自動的に携帯メール会員を集い、会員登録したユーザーにメール配信をおこなうパターンです。
システムでは、直接保有しているメールアドレス情報をインポートして登録する事もできます。
サイト上の専用ページにQRコードを表示させ、ユーザーにそのQRコードをスマホ画面で写してもらいます。
専用のメール画面が出ますので、そのまま「空メール」を送信してもらいます。
ドメイン指定許可をしていれば、仮登録という形でメールが返信されてきます。
メールに本登録用のURLが記載されていますので、そのページへジャンプします。
すぐに返信メールが届かない場合がありますので、来なくてもしばらく待ってみて下さい。
ジャンプしたサイトにてお名前・住所・TELや生年月日などの必要事項を入力します。
登録・送信ボタンを押して登録完了です。完了後に完了メールが送信されてきます。
後から登録したデータを変更したい場合などは、変更専用のアドレスへジャンプして修正を行います。
変更専用のページで配信停止や削除などができる様になっています。
最初の会員登録の際に、入力項目の中でお客様を分類できる「キー」要素を作っておくと便利です。
例えば「利用している店舗はどこですか?」などの選択項目を作っておき、「店舗A」とか「店舗B」という項目から何か必ず一つ選択してもらうようにしておきましょう。
そうすると、ユーザーをその利用店舗ごとにグループ分類できる様になります。利用店舗が「店舗A」のユーザーのみ、或いは店舗BとCに配信するなどのカテゴリ別配信が可能になります。
事前にどのようなパターンで送信を行うのかを検討しておき、前もって分類できる項目を作っておきましょう。
もちろん後から項目を追加する事もできますが、それまで登録されているユーザーは手作業で分類する事になります。