ストリーミング(streaming)とは、動画や音声などのマルチメディアファイルを、サーバから受信しながら再生することです。
似たような仕組みとして、ファイルをサーバから完全にダウンロードしてから再生するダウンロード再生がありますが、ストリーミングの場合ダウンロードしながら(ファイルのダウンロードが完了する前から)ファイルの再生ができるため、より早く再生を始めることができます。
一旦ダウンロードし終わるまで、ずっと待つ必要がないのは大変便利ですが、その代わりパソコンの中に動画ファイルは残りませんので、保存する事ができないようになっています。
なお、マルチメディアファイルを再生するには対象となるファイルに対応したプレーヤ(Windows Media PlayerやRealAudioなど)が必要となります。
ホームページの中で動画ファイルを再生する場合、そのまま動画ファイルを設置して公開してしまうと、全てダウンロード型での再生となりますので、そのファイルのデータ量にもよりますが、大変時間が掛かります。動画ファイルを閲覧するユーザーが複数重なると、複数同時のダウンロードを強いられますのでサーバーの負荷が大きくなり、他の訪問者への妨げとなる場合がございます(サーバーが応えられず、ページの閲覧自体ができなかったりします)。
ですから、動画再生時には再生専用のサーバーを別に借りる事が多いです。これがストリーミングサーバーなどと呼ばれるもので、このストリーミング専門で動画配信を行うサーバーが多数あります。広告宣伝でその動画ファイルが重要な役割を担う場合は、費用は掛かりますが別途サーバーをレンタルする事をおススメいたします。
最近はYoutubeにて、動画ファイルYoutubeに直接アップして配信するケースも大変増えてきました。HTML5ムービー形式は非常にファイルサイズが軽くなりますので、上記のダウンロード中の負担も軽減されます。その配信したい動画のファイルサイズ(データ量)に応じて使い分けるのがいいでしょう。